【開催レポート】5/2オンライン読書会
第3回目のオンライン読書会を5/3に開催しました。
五連休始まりの日。
夏日を迎えた気持ちいい天気の中、本来ならビアガーデンでも行きたいところ。。
と、主催者側は話していましたが笑
オンラインでの読書会も非常に気分転換になるものです。
今回は5名の方々にご参加いただきました!
リピーターの方から、初参加の方もいらっしゃり、
今回も様々な本が紹介されました。
毎回、開催するたびに感じるのですが、
自分なりに本屋などに行って、偏りなく本を見ているつもりでも、知らない本がたくさんあるもんですね〜。
自分だったら、絶対手に取らないような本も
本好きな皆さんに紹介され、読んでみると
「このジャンルもこんなに面白いのか!」
と、新しい発見があるのがほんとに楽しいです。
今回ご紹介いただいた本の中で、初めて知ったのですが
'飲酒詩'なるものがあるんですね。
朝からビアガーデン云々言っていましたが、お酒のお供に本。という組み合わせを考えるのも、なかなか乙な楽しみかもしれません。
個人的に飲酒に関する本で言えば、
中島らもの「今夜すべてのバーで」
という小説の一節でとても好きな、シーンがあります。
(以下作中より)
口の中で冷たい球が弾けるような感覚があった。
次に口腔内から鼻先へ、花の精のような芳香がすっと抜けて出た。
感じるか感じないかと言う位の、ごくほのかな甘みが舌先にあり、上質の果実のような淡い酸味も感じられる。
そしてその味わいの重なりの間に、何やら未知のコク、未だ名付けられたことのないであろう軽やかな味覚が潜んでいた。
飲み下すと、その液体は涼しい流れのままに喉を降りていき、口の中には淡い紫色の余韻だけかすかに残り、やがて消えた。
中島らも「今夜すべてのバーで」P80より。
…と、まあ、これ読むと凄く飲みたくなるんですよ。笑
実際作中では、お酒を飲んでるシーンではなく、
肝硬変で入院中の主人公が、夢の中で謎の液体を飲む。というシーンなのですが、中島らもの酒への愛をなんとなく感じてしまいます。
えらい話が脱線しましたが。
今回ご参加いただいた皆さんからは
「オンライン読書会の参加は初めてだったけれども、多種多様な本を知れて良かった」
「はじめは、難しい本とか紹介されてついて行けなかったらどうしよう、と思ったけど雰囲気が良くて楽しかった」
とのお声をいただきました。
ラフな雰囲気で、楽しくのびのびと本の話が出来たらと思っています^ ^
ご参加下さった皆様ありがとうございました!
ちひろ
今日ご紹介頂いた本↓
「ドミトリーともきんす」高野文子
「ルバイヤート」オマル・ハイヤーム
「おしっこちょっぴりもれたろう」ヨシタケシンスケ
「世界から猫が消えたなら」川村元気
「星に願いを、そして手を。」青羽悠
「思えば、孤独は美しい。」糸井重里
「大聖堂」レイモンド・カーヴァー
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