【開催レポート】1月27日テーマ「堕落」
こんにちは!ちひろです。
東京では緊急事態宣言のただ中です。みなさんどうお過ごしでしょうか。
今回の読書会テーマは「堕落」。
このテーマにしたのは、昨年から「ステイホーム」が習慣となり、家に居る時間が格段に増えたことが理由です。しなきゃいけない事、がたくさんあるような気はするのですが、気が付いたらyoutube見てます。呪術廻戦見てます。そんな毎日です。
「さすがにこれはまずいぞ。」
と、何か習慣づけようと思い、「瞑想」を数か月前から始めてみました。一応続いており、これ、なかなか気に入っています。
何がいいって、自分の思考がいかに休みなくお喋りをしているのか、よくわかるところです。
思考って壊れたラジオのように、頭の中に流れ続けているものなのだなと感じます。「無」が訪れるのはいつのことやら。って感じです。
そんなこんなで(?)
今回の読書会では、「‘堕落’とは正反対のもの」として仏教の本をご紹介下さる方もいらっしゃいました。
仏教って様々な戒律がありますね。しかし、日本は世界と比較してもその戒律がおおらかだと話題になりました。「生臭坊主」なんて言葉、普段の会話で絶対出てこないワードです。笑いました。
また、「怠ける事の良さ」に関しても話題が広がり、
「外からは‘怠けている’ように見えても、それが成長の時間だったりする。蝶が生まれつきあの姿ではないように、人間にもさなぎの期間があっていい」といったお話も聞かれました。
生活していると、時に、躓いたり、遠回りしてしまうことって、絶対あると思います。そんな時、今まで進んできた道が途絶えたり、進むペースが落ちたりすると、「ああ、もうだめだ…」なんて気分になったりします。
端からみると、何もしていないように思える。けど、そういう時間が、その人の人間的成長を促進する時間になっていたりするのかな、と考えさせられました。
鳥も、空気の抵抗がないと高く飛べないように、人にも、そういった一種の‘抵抗’、くすぶる時間が人生を豊かにするのかもしれないなと、思った読書会でした。
【今日紹介された本】
「仏教入門」松尾剛次
「無為の力―マイナスがプラスに代わる考え方」河合隼雄・谷川浩司
「たゆたえども沈まず」原田マハ
「掃除婦のための手引書」ルシア・ベルリン
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